ついに柴又
小学生のとき、将来なりたいものは「寅さん」と答えて両親を嘆かせたことがある私は、成人して本当に寅さんのような人になってしまい、勘当されてしまったわけですが、寅さんの故郷柴又には一度も行ったことがありませんでした。そこで初詣もかねて出かけてみることにしました。
正月もずいぶん過ぎたというのに、すごい人出で、参道のお店に並んでいる人も多く、前へ進むだけでもたいへんです。写真の撮影などほとんど不可能な状態でした。
混みすぎでどこにも寄れなかったのですが、柴又にはうまそうな店が多すぎます。駅を出てすぐの焼き鳥屋からして通り過ぎるにはかなりの努力が必要ですし、帝釈天 までの参道沿いには、うなぎや天ぷらとうまそうな店がいっぱいで、これはまた空いてそうな日に出直さなければなりませんな。
寅さんが産湯をつかった帝釈天も激混みなので、江戸川の河川敷へ脱出しました。広々として気持ちいいところです。ここには細川たかしで有名になった矢切の渡しがあります。思わず、やぎりっいぃの~をわったぁ~し~~~♪ と口ずさんでしまうところです。この日は、渡しも大混雑で行列ができていました。
ちなみに、寅さんになってしまった私は、現在では地に足つけて、中途で入社したそれなりの会社で会社員をし、そこそこ出世したりもしております。なるようにしかならないのですから、あれこれ考えるより、流れにまかせて受け入れるほうがいいというのが、教訓という名の言い訳であります。
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