日本三大薬湯のひとつ、松之山温泉へ。
この三大なんちゃらってやつに弱いのですよ~。ウソ臭かったり適当だったりするのはわかっていても引っかかってしまいます。で、あとのふたつがどこかというと、草津温泉と有馬温泉だそうな。どちらも超有名どころではないですか。三大薬湯だから、草津や有馬と同じくらい効能がある温泉が出るということなのでしょう。でも、三大なんちゃらの三番目は、数あわせで入れられたかのような、しょぼいとこも多いのですよね~。やっぱり松之山が三番手でしょうねぇ。
松之山温泉郷は山の中の一本道の両側に温泉宿が並ぶ、典型的な昔ながらのひなびた温泉街です。山深い地なので交通の便が良くなく、歓楽街としては発展してません。そのぶん効き目がありそうな雰囲気もあります。
共同浴場の鷹の湯へ。冬はスキー客が多いようで、宿の温泉以外へ入りに外へ出るようなこともあまりなく、地元の方々ばかりでした。
湯に足をつけたとたん、ヒョーっとマイケルジャクソンのように奇声を上げて、ムーンウォークで後ずさりしてしまいました。熱いのです。熱すぎです。足に湯をかけて慣らしてから入りましたが、それでも腰までしか入れません。しばらく半身浴をしてから、おそるおそる肩までつかりました。
手で顔を拭うと、非常にしょっぱかったです。しずくが少し口に入っただけなのに、きつい塩の味がしました。
熱い湯は苦手です。すぐのぼせてしまいます。火照った体を冷ましに露天風呂へ。こちらの湯はぬるめです。それでもしばらく入っていると頭がぐるぐるしてきます。これも薬効なのでしょうか。脳の中の血液がゆだってしまったようです。
しかたなく湯から出て体を冷ましました。が、しかし、冷めないのです。周りは雪が積もっているというのに、そこですっぽんぽんで仁王立ちしていても、少しも寒くないのです。しばらく立っていましたが、体が冷えるようなことはありませんでした。さすが日本三大薬湯。
帰りの車の中でも、いつまでも体がポカポカしていました。