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ヤマレコ

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うまいうどんが食べたい

 関東はそば、関西はうどんというのは間違った認識である。

 関東地方でもうどんの名産地は多い。多摩から埼玉にかけての武蔵野うどん、埼玉県の加須うどん、群馬県の桐生や館林や水沢のうどん、山梨県の吉田うどんなどなど、東京をぐるりと包囲するようにしてうどん文化圏が存在する。もともと、蕎麦文化圏はその外側であり、より貧しい地域の食べ物であったのだ。

 江戸時代初期までは江戸でも蕎麦は食されておらず、うどん文化圏内であった。食生活が豊かになるにつれて江戸の人々の間で脚気が流行し、蕎麦を食べていると脚気にならないといわれ、江戸中期ごろになると急速に蕎麦食が浸透していく。やがて、うどんは野暮ったいものとされ、蕎麦を食うのが粋だと考えられるようになり、江戸の文化と結びついて蕎麦はうどんを駆逐していく。

 そうして俗物根性により江戸は蕎麦文化圏に変貌してしまったが、その周辺ではうどん文化が存続し、いまに残っているのである。これらの地域は小麦の大産地であった。いまでも規模は縮小されているが小麦の栽培はおこなわれており、探せば地粉で打ったうどんを食べることもできる。

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 関東のうどんは、上方の洗練されたうどんとは全くの別物であり、太くて固くて力強い野武士の風格の田舎うどんである。

 
 

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