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ヤマレコ

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災禍の爪痕、あるいは旅する理由

 人はなぜ旅をするのか。

 その理由は、ひとそれぞれ違うのかもしれない。旅の数だけ旅する理由があるのかもしれない。それとも理由なんてないのかもしれない。

 では、なぜ自分は旅するのだろう。

 全てを放り投げて長い長い旅に出たあの日あの時、いったいどんな気持ちだったのかと考えてみる。遠い日には説明できなかった心の動きも、いまなら言葉にすることも可能だ。

 あの日、ぼくは旅に出た。自らの足でその地に立ち、自らの肌で風を感じるために。

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 はたしていまは「旅」しているだろうかと自らに問いかけてみる。風を感じているだろうかと。

 さあ、再び行こう。

 仙台駅から松島へ向かう国道を走り始めてすぐ、道の両側に瓦礫が目につくようになり、営業していない店舗が増えてくる。信号も点灯しておらず、警察官の誘導に従って進む場所もある。

 多賀城市に入る頃にはますますひどく、爆風で吹き抜かれたかのように一階が水に流され骨組みだけになった店舗が並んでいる。黒く焦げた車両が何台も何台も放置されている。瓦礫は通りの両側に山積みされ、軽いゴミは強風に舞う。

 ふと、「パレスチナ」という言葉が頭に浮かんだ。

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 幹線道路に並ぶ郊外型の大型店舗の裏側には荒涼とした風景が広がっていた。広大な農地に流木や瓦礫が散在している。これでもずいぶんと片付けられたのだろうと思う。

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 圧倒的な力でねじ切られたガードレール。吹っ飛ばされた車両。被害の爪痕が災禍の巨大さを無言で物語っていた。

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 あれから1ヶ月以上が過ぎても、まだまだ完全復旧にはほど遠い。

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 そしてFukushimaでは、状況が悪化しているように思えてならないのである。

 
 

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