Twitter

ヤマレコ

  •  

LINK

« 2015年12月 | トップページ | 2016年2月 »

2016年1月の9件の記事

夢のあとさき - 前編

「三ツ峠山に行ってみたい」とK女史。

週末はS子先輩と三人で奥秩父のマニアックな山に登る予定でしたが、S子先輩が急用で不参加となってしまったため、S子先輩希望のマニアックな奥秩父の山行きも宙に浮いてしまったところでした。

「以前に三ツ峠山の近くに住んでたことがあって。当時は山登りしなかったから、登ったことはないけど」

えっ? 住んでたんですか? 三ツ峠山の近くに?
それは、人があまり登らない奥秩父の山に登るより、よほどマニアックですよ…。

なんでも、秋田の田舎を出てきた娘時代のK女史が、上京して最初に住んだのが都留市なのだとのこと。
初めてのひとり暮らしが都留市…。それは相当マニアック…ていうか、都留市って上京と言っていいのでしょうか…。京は通過してる気がしますが…。

まあ、とにもかくにも、行き先は三ツ峠山と決まりました。

Img_9760

続きを読む "夢のあとさき - 前編" »

酒の神様と白砂の稜線

目の前には南アルプス。甲斐駒から鳳凰へ続く尾根の向こうの白峰三山。

反対側は奥秩父。金峰山の雄大な山容。茅ヶ岳、金ヶ岳から曲峠への急な下り、さらにそこから再び上って、曲岳、黒富士、太刀岡山と続く山並み。裾野の集落。

南側には雲の上に頭を出した富士山。

一周ぐるっと山だ。

Img_9608

続きを読む "酒の神様と白砂の稜線" »

Space Blue

なんという空の色。深くて青くて透明で。
雲ひとつなく、空気は凛と張り詰めている。

宇宙の色を映したような空に聳えるオベリスク。
こういうのを見ちゃうから、山はやめられない。

御座石鉱泉から延々と登ってきた甲斐があったというものだ。

Img_9301

続きを読む "Space Blue" »

もうひとつの二十六夜待ちの山

旧暦1月と7月の26日に登る月を待ち拝んだ二十六夜待ち。
その二十六夜待ちにちなんだ山が山梨県東部にふたつあります。

ひとつは上野原市秋山の二十六夜山、もうひとつは都留市の二十六夜山。
秋山二十六夜山は昨年登ったので、今回は都留市の二十六夜山に登ってきました。

(二十六夜待ちについてのあれこれは、こちらの秋山二十六夜山の記事を → 二十六夜待ちの山

今回登った二十六夜山は明らかに都留市内にあるのですが、秋山二十六夜山と区別するために、なぜだか通常は道志二十六夜山と呼び習わされています。
山があるのは道志村内ではなく境界線上でもないですし、おそらく道志側からは見えないと思うんですけどね。

Img_9136

続きを読む "もうひとつの二十六夜待ちの山" »

年越しナイトハイク 2015-2016 sect.4

塔ノ岳から見下ろす夜景は、うっとりするほど美しい。

宝石を散りばめたような…っていう陳腐な例えしか思いつかないキラキラ輝く街の灯。その先の闇の海。大山まで連なる表尾根の黒い稜線。

うっとりしながら眺めていたが、じっとしてると寒い。それに眠い。先へ進もう。

表尾根へと踏み出した。

Img_9010

続きを読む "年越しナイトハイク 2015-2016 sect.4" »

年越しナイトハイク 2015-2016 sect.3

蛭ヶ岳の山頂で山頂標識の写真を撮ったりしていたら、急に体が冷えてきた。

あわててザックからフリースを取り出して着ようとする。しかし脱いだ時に裏返しになったまま突っ込んでたので、着るまでに手間取ってしまった。冷たい風も吹いている。
さらにソフトシェルも着てひと段落した時には、体がすっかり冷えて震えが止まらない。手袋を外していた右手は痺れて痛くなってきた。

寒くなってから着るんじゃなくて、寒くなる前に着とかなきゃ。山頂の手前では早く着きたくてそのまま登ってしまったが、本来なら吹きさらしの山頂に出る前に着ておくべきだった。

じっとしてても震えるだけなので、再び歩き始める。

Img_8987

続きを読む "年越しナイトハイク 2015-2016 sect.3" »

年越しナイトハイク 2015-2016 sect.2

西野々から焼山、黍殻山を超えて、まずは蛭ヶ岳を目指す。

登り始めてすぐに、下山してきた男女二人組の男性から声をかけられた。

「こんな時間からどこへ登るんですか」

少々、咎めるような口調だ。まあ、しかたあるまい。

海まで…と答えたが、「蛭まで?」と聞き返された。
しかたないので、わかりやすく言い直す。

大山まで…。

「ええ〜!ええ〜!ええ〜!」

鋭く細い目つきが大きく見開いた丸い目玉になり、大声を出して驚いている。
まあ、しかたない。彼の常識の範疇ではなかったのだろう。

その後も「どうやって行くんですか?」「夜通し歩くんですか?」などなど、矢継ぎ早に質問されたが、常識外のことを丁寧に答えても本質は伝わらないだろう。
余裕ですよ…と軽く答え、ニヤリと笑ってその場を立ち去った。

登山の常識とされていることはいくつもある。明るいうちに到着しなければならないとか、一時間に一回休憩を取れだとか、歩幅はどうのとか、フラットステップとか、行動食はとか様々だ。

しかし常識なんていうのは、広くおしなべて平均的に問題ないラインを提示してるに過ぎない。常識は常識として尊重はするが、それに囚われてしまうのは愚かしい。
常識で壁を作り、その外側へ出ようとしないなら、その外側の世界を見ることはない。人はそもそも自分の考えの範疇でしか行動できないのだ。
やってもできないことはあるだろう、でもやろうとしなければ、新たな世界の存在を垣間見ることすらない。

人生は自分の発想しだいで、いくらでも楽しくすることができる。

Img_8962

続きを読む "年越しナイトハイク 2015-2016 sect.2" »

年越しナイトハイク 2015-2016 sect.1

トレランにはあまり興味はないが、ウルトラマラソンの世界には強く魅かれるものがある。

ウルトラマラソンというのは、ざっくり言ってしまえば、通常の42.195kmより長い距離を走るマラソンレースのことだ。
距離は、50km程度の短めから、何日もかけて走り切る超長距離までさまざまだが、国内では100kmが一般的のようである。海外では100マイル(約160km)レースが多く、ランナーの中には100マイル以下はウルトラではないと言う人もいる。

自分の限界を超えて走りつづけるウルトラマラソン、そこには限界を超えた領域でしか見えない世界が広がっているという。

そんなウルトラの世界に憧れるものの、さすがにちょっといきなり自分にできることでもない。
そこで、自分の限界を超えて歩きつづけてみようと思った。走るのは厳しいが歩くならできる。

いままで一日で最も長く歩いたのは15時間くらいか。ならば、それを超えて24時間歩き通してみよう。夜明けから夜明けまで歩いてみよう。ウルトラのランナーは極限状態で迎える夜明けの美しさを語る。その片鱗を体験してみよう。
習慣に囚われず、常識に惑わされず、やろうと思ったことはやってみよう。やる前からできないと思えば、永遠になにもできない。

選んだコースは、高尾山から石老山、石砂山を超え、丹沢主脈と表尾根を縦走して大山まで、それで24時間に足りなければ秦野まで歩いて海まで。出発は大晦日と決めた。

山から海へ

今日から明日へ

高尾から丹沢へ

2015年から2016年へ

心の限界を超えて

Img_8858

続きを読む "年越しナイトハイク 2015-2016 sect.1" »

日本俺名山 2015

2015年も様々な出会いがありました。山との出会い、そして人との出会い。

そんな出会い多い一年の中でも、やはり南アルプス南部縦走が今年最大のハイライト。あの稜線を歩く日が、こんなに早く来るなんて。

今年の俺名山を選んだら半分が南アルプスで埋められましたが、それもまたよしですね。

1.赤石岳(南アルプス)

南アルプスの盟主。南アルプスの頂点。赤石山脈という南アルプスの正式名称は、この山からきています。

Img_6352

続きを読む "日本俺名山 2015" »

« 2015年12月 | トップページ | 2016年2月 »