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ヤマレコ

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カテゴリー「⑤ 南アルプス」の45件の記事

緑の湿原、流れる沢

緑の湿原が、やさしい風にゆれていた。

あぁ、夏はこんな風景だったんだ。そういえば「入笠湿原」って大きな看板もあるもんな。

真冬の、雪の降り積もった見渡す限り真っ白な世界から、生命の蠢く緑の夏山へ。

冷たく凜とした冬山もいいけれど、皮膚にじっとりまとわりつく夏山の空気も悪くはない。

夏だなって実感できるから。

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信じる力

左膝の内側の筋だか骨だか関節だかに、昨年の夏から違和感があった。それがここにきて、ひどく痛むようになってしまった。最近のハードな山で酷使したせいだろう。痛みはどんどんひどくなり、普通に歩くのもままならないほどである。いや、自分では普通に歩いてるつもりなのだが、かなり引きずっているようだ。会社でも取引先でも友人にも、会う人会う人に足どうしたの?と訊ねられるしまつである。そしてみなから医者に行くよう強く言われる。

だが、行かない。医者嫌いなのもあるが、この程度ならほっときゃ治る。医者が必ずしも正しいわけでもない。行ってもせいぜいレントゲン撮って、安静にしてくださいって診断されるだけだ。

そう主張するのだが、一般的には受け入れられないようだ。だれもかれもが医者に行けの一点張りである。医者の言葉なら安心するのだろう。でもそんなふうに、大切な判断を盲目的に他人に委ねるのは如何なものかとも思う。

いよいよヤバイと思えば医者にも行くさ。大人になってからも、マラリアと腸チフスと親知らずの抜歯で医者にかかっている。自力ではどうにもならないと判断したからだ。だが、この程度の足の痛みなら医者は必要ない。安静にして、必ず治ると信じて、治るように念じればじゅうぶんだ。

その後も毎日毎日あらゆる方面から医者に行け医者に行けと言われてうんざりした。ここまでくると意地でも行きたくなくなる。まあ、医者に行きたい人は行けばいい。他人の行動に干渉はしない。医者に診てもらって安心できるなら、それでもいい。自分は行きたくないから行かない。行く必要がないから行かない。意志の力で治ると信じている。だから、ほっといてほしい。

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Mountain Addicted

朝が来た。小笊の上の富士山が雲の海に浮かんでいる。日の光に照らされて世界が黄金色に輝く。振り返ると悪沢、赤石、聖に上河内がほのかに紅く色づいている。

この山頂にひとりきり。昨日の夕景も、今日の日の出も独り占め。ここまで苦労して登ってきた甲斐があったというものだ。

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神々の住処への困難な道のり

進まない…。

踏み出した足を雪の上にそっと置き、ゆっくり体重を移動していく。後ろにあった重心が前がかりになり、姿勢が前傾になると突然、勢いよく太ももまで踏み抜いてしまう。足を引き抜こうともがくが、いっこうに抜けないどころか、さらに深みへとはまっていく。背中に背負った20キロオーバーのザックの重みで、体が左右に振られる。雪と格闘しているうちに、トラパース気味の斜面を谷に向かってずり落ちていく。

苺平で一般ルートに出るまであとわずかの距離なのだが、そのわずかの距離が遅々として進まない。

ここまでもそれなりに荒れた道であったが、ここまで時間を取られることはなかった。

標高1650mの駐車場から1731mの甘利山の山頂までは、あっというまだった。そのあとも奥甘利山を超え気持ちのいい笹原を抜け、千頭星山までは快適な登山道であった。

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ちょっとだけマイナーな身延の山々

思親山。親を思う山。この情緒的な名の山は、山梨県の左下、天子山地の南端にあります。

山名の由来は、身延山で修行中の日蓮上人が、この山越しに故郷安房小湊の両親を偲んだという言い伝えからきているそうです。

ん?安房小湊?それって外房じゃないですか。

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安倍川の奥

安倍奥、安倍川の奥、まさにその名の通り、安倍川をさかのぼった最上流地域のことです。

登山的には一本西の大井川の奥だろうと思いつつ、なんだかのんびりした安倍奥に、なんとなくふらっと来てしまうことも多いです。

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最強のヤマビル山へ

一昨年の石砂山、昨年の高ドッキョウと、梅雨時期の雨上がりのジメジメムシムシした日をよりによって選んで登り、ヤマビルまみれになってしまいました。

そんな、思い出すだけでゾワっとする経験を教訓として、地域最強のヤマビル山、篠井山へ挑みます。

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日本150名山

長くて暗い針葉樹の森を抜けると、落葉した広葉樹の明るい尾根道になった。

ほどなくして、前方の視界が開けた。

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This is it

静かだ。テントもまだ三張りしかない。真夏の大混雑とはえらい違いだ。

仙流荘からのバスが北沢峠まで行く最後の週末。すでに広河原からのバスはない。小屋も一週間前に営業を終えている。この週末が、静かな南アルプスをお手軽に満喫できる唯一の機会となる。

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日蓮宗総本山身延山久遠寺

お寺の鐘がゴーンと鳴った。読経の声が静かに響く。

まもなく夜が明ける。

早朝の寺院には凛とした空気が張りつめていた。

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